マンション売却の過程で不動産会社から定期的にもらうのが活動報告書です。
その内容をチェックすることで、順調に売り出し活動が進んでいるのかどうかがわかります。
掲載内容は不動産会社によって異なるため、欲しい情報があれば予め伝えておきましょう。
活動報告書の内容でその会社の熱心さも伺えます。
この記事の目次
不動産売却の活動報告書は、売り出し活動の状況を知る大事な手段
マンション売却の活動報告書は、対象期間にどのような売り出し活動をして、どういう結果が得られたのかを不動産会社が売主にリポートする書類です。
問い合わせや内覧の件数がわかるため、手もとに来たらよく読みましょう。
ちなみに活動報告書は、不動産会社と結んでいる契約が専任媒介と専属専任媒介の場合にだけ定期的に送られてくるものです。
一般媒介の場合、活動報告書がないケースもあるので注意しましょう。
活動報告のペースは、
- 専任媒介なら2週間に一回以上
- 専属専任媒介なら1週間に一回以上
となっています。
3パターンの媒介契約についてはこちらの記事を参考にしてください。
マンション売却には一般媒介契約と専任媒介契約、専属専任媒介契約のどれがいい?正解は専任媒介!
FAX、メール、郵送、持参など受け渡し方法はいろいろありますが、口頭ではなく文書での報告が義務づけられています。
もちろん、売却につながりそうな大事な問い合わせや内覧があれば、その都度連絡が来ますので、活動報告のペースはそれほど気にする必要はありません。
活動報告書のペースを気にして専属専任媒介にするよりは、専任媒介で2週間に一回で問題ないでしょう。
活動報告書に記載されている項目
活動報告書のフォーマットは各不動産会社が自由に決められるため、掲載されている情報はさまざまです。
一般的によく書かれている項目を以下にピックアップしました。
- 活動報告書の対象となる期間
- 直近の売り出し価格
- 広告活動の内容(Webサイトへの掲載や新聞折り込み枚数など)
- 問い合わせ件数
- 問い合わせの結果
- 内覧案内件数
- 内覧の結果
- 今後の売り出し方針
注意してほしいのは、これらの項目がどれくらい細かく書かれているかです。
たとえば、広告活動の内容では、何月何日に何というWebサイトに掲載したのか、新聞折り込みの実施日と枚数はどうだったのか、それぞれの広告からの反響はどうだったのか、と掘り下げた情報が書かれているのかどうか。
表面上の報告ではなく、より親身になった細かい情報共有をしてくれる不動産会社を選びたいところです。
もし現在の不動産会社が不満なら、改善を要求するか、不動産業者の変更も検討してみましょう。変更についてはこちらの記事で解説しています。
不動産業者の変更を考える人へ(メリット・違約金・解約方法)
特にチェックしたいのは問い合わせと内覧の件数
上で挙げた項目のなかでどれが大事かというと、問い合わせと内覧の件数でしょう。
マンションが売れるまでの過程を考えてみると、
- 中古マンションを探している人がいる
- 売り出し中のあなたのマンションの情報を知る
- 不動産会社経由で問い合わせ
- 細かい条件が気に入れば内覧へ
- 内覧後、検討して購入申込
という順番に進んでいきます。
必ず問い合わせがあって、その先に内覧があります。
つまり、問い合わせと内覧がなければマンションは売れないのです。
活動報告書で問い合わせと内覧の件数をチェックして、その数字が周辺の相場よりかけ離れてないか不動産会社の担当に聞いてみましょう。
問い合わせが少なければ広告を増やしてもらえないか、交渉したいところです。
また、内覧が少なければ、問い合わせ後にオープンにしている情報になにか問題が隠れている可能性があります。
問い合わせも内覧も十分な件数があるのに売れていなければ、内覧した室内にマイナス要因があるかもしれません。
このように売り出し活動の状況を把握するのに、問い合わせと内覧の件数は非常に重要な指標です。必ずチェックしましょう。
できれば媒介契約前に活動報告書のサンプルを見せてもらおう
不動産会社に査定してもらって媒介契約を結ぶ前の段階なら、活動報告書のサンプルを見せてもらえないか聞いてみましょう。
どういうフォーマットで活動報告を行っているかで、会社としての売主に対する姿勢が見えます。
さらに掲載内容に足りていないものがあれば、契約段階でこれも報告してくださいとお願いできます。
「どこのポータルサイトに掲載されているか知りたいので、載せたところは全部教えてください!」
というような要望ができます。
活動報告書の存在を知っている人として、不動産会社の担当も気を引き締めて売却を手伝ってくれる効果もあるかもしれませんね。
まとめ
マンション売却の活動報告書は、売り出し活動の経過を知る大切な書類です。
なかなか売れないときは特に注意してチェックしてみてください。
また、時系列で見られるように、書面をなくさないようにしましょう。
契約前ならサンプルやフォーマットを見せてもらえないか聞いてみてくださいね。
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