これからマイホームを購入したいと考えている方や、引越し先の賃貸物件を探している方におすすめしたいのが「不動産ジャパン」です。
不動産ジャパンには、日本全国の90%以上の不動産会社が加盟する4つの不動産流通団体より提供された物件情報が掲載されています。
特に中古マンションの情報が豊富なため、購入物件を見つけたい方にピッタリです。
ここでは、不動産ジャパンの口コミ・評判から特徴を解説します。
不動産ジャパンの基本情報
不動産ジャパンは、「公益財団法人不動産流通推進センター」が運営する賃貸物件や購入用物件の情報を提供するサイトです。
物件情報のほかにも、不動産の売買や賃貸に役立つ情報を掲載中です。
サイト内の「不動産会社検索」にて、合計13万社の不動産会社の中から問い合わせや取引を望む不動産会社を選択することもできます。
項目 | 内容 |
運営団体 | 公益財団法人不動産流通推進センター |
対応エリア | 日本全国 |
参加団体 | |
検索可能な不動産会社数 | 13万社 |
利用料金 | 無料 |
対応中の物件種別 |
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サイトで取り扱う項目 |
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不動産ジャパンの参加団体は、日本全国の不動産会社の90%以上が加盟する次の4つの団体です。
団体の名称 | 運営するサイトの名称 | 参加中の事業者数 |
公益社団法人 全国宅地建物取引業協会連合会 | ハトマークサイト | 104,978 |
一般社団法人 不動産流通経営協会 | FRKインターネット会員 物件情報 | 1,866 |
公益社団法人 全日本不動産協会 | ラビーネット不動産 | 40,587 |
一般社団法人 全国住宅産業協会 | 全住協ネット | 59 |
参考:https://www.fudousan.or.jp/others/aboutus.html
※2023年12月時点の情報です
不動産ジャパンの口コミや評判
ここからは、不動産ジャパンの口コミや評判を紹介します。
良い口コミ・評判と悪い口コミ・評判の両方をチェックすることで、不動産ジャパンを客観的に捉える手助けになれば幸いです。
不動産ジャパンの良い口コミ・評判
不動産ジャパンの良い口コミ・評判として、元付け業者がわかることや新着物件が見つかる点があげられます。
4つの不動産流通団体が参加しているサイトならではの良質な情報と言えるでしょう。
元付け業者がわかるのがありがたい
「不動産ジャパンは元付け業者がわかる点が、他の不動産情報サイトとは一線を画している」という口コミがありました。
元付け業者とは物件の所有者(オーナー、大家さん)より、直接仲介の依頼を受けている不動産業者(会社)のことです。
一方、賃貸物件の借主や、売却物件の買主を見つける役割を担うのが「客付け業者」です。
元付け業者は物件のオーナーとの交流を持つことから、より詳細な物件情報を得ることにつながります。
新着物件が見つかる
「不動産ジャパンは新着物件が見つかる点で重宝しています」という口コミも見つけました。
不動産ジャパンの物件情報は、4つの参加団体のいずれかに加盟する不動産会社より提供されたものが随時更新される形です。
そのことから、新着物件の情報が見つかる可能性もあります。
より詳細な物件情報については、情報提供会社のサイトに遷移した後に、問い合わせや資料請求を行うのがおすすめです。
不動産ジャパンの悪い口コミ・評判
不動産ジャパンには元付け業者がわかる点などの良い口コミ・評判がある一方で、情報が見づらいという悪い口コミ・評判も見受けられます。
情報が見づらい
「ほかの不動産情報サイトと比べた際、不動産ジャパンの情報は見づらいように感じた」という口コミも見かけました。
不動産ジャパンのホーム画面では、レスポンシブデザイン化を進めている旨が記載されています。
一部スマートフォンに対応していないページが見受けられることがその理由とのことです。
もしかしたら発言の投稿者は、スマホで不動産ジャパンのサイトを閲覧したのかもしれません。
参考:https://www.fudousan.or.jp/
※2023年12月時点
不動産ジャパンのメリット
不動産ジャパンを利用することで、次の3つのメリットを得ることにつながります。
- 全国の賃貸や購入用の物件を探せる
- 中古マンションの物件情報が豊富
- 不動産を賃貸に出す・売却にする際の情報が豊富
全国の賃貸や購入用の物件を探せる
不動産ジャパンのメリットとして、日本全国の賃貸や購入用の物件を探せる点が挙げられます。
不動産ジャパンにて購入用物件(マンション)を探す手順は以下のとおりです。
- 不動産ジャパンのサイトにアクセス
- 不動産ジャパンの「ホーム画面」を「不動産物件検索・不動産会社検索」までスクロール
- 「買う」より「マンション・アパート」を選択してタップ
- 「都道府県を選択して売買物件(マンション)を探す」画面に切り替わる
- 物件を探したい地域(都道府県)を選んでタップ
- 「エリアから検索」「沿線・駅から検索」のいずれかを選択してタップ
- 「エリアから検索」の場合には、市区町村を選んでタップ
- 「沿線・駅から検索」の場合には、鉄道路線名を選択してタップ
- 選択した地域の物件情報が表示される
- 気になる物件名を選んでタップ
- 物件情報が表示される
物件情報(マンション)には次の項目が記載されています。
項目 | 内容 |
物件詳細 |
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設備 |
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特記事項 |
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取引態様 |
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中古マンションの物件情報が豊富
不動産ジャパンは以下の4つの不動産流通団体が参加している不動産情報サイトです。
日本全国の不動産会社の90%以上は上記のいずれかに加盟しているため、物件情報が幅広く掲載されています。
とりわけ中古マンションの物件情報が多いのが特徴です。
地域区分 | 物件情報件数(中古マンション) |
北海道・東北 |
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関東 |
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首都圏 |
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信越・北陸 |
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東海 |
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近畿 |
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中国 |
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四国 |
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九州・沖縄 |
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※2023年12月時点の情報です
不動産を賃貸に出す・売却する際の情報が豊富
不動産を賃貸に出す・売却する際の情報が豊富な点も、不動産ジャパンのメリットのひとつです。
いずれも不動産ジャパンのホーム画面の「貸すトップ」と「売るトップ」からリンクされています。
初めて不動産取引に臨む方にとって参考になるのは間違いありません。
「貸すトップ」の内容
お手持ちの不動産(アパート、マンションなど)を賃貸物件として提供する際に必要な情報が網羅されています。
特に「住まいのトラブル事例集」は、一度は目を通しておきたいところです。
項目 | 内容 |
不動産基礎知識
貸す時に知っておきたいこと |
|
住まいのトラブル相談室 |
|
不動産便利ツール |
|
住まい探しのお役立ち情報 |
|
※2023年12月時点の情報です
「売るトップ」の内容
こちらは不動産の売却に関する情報です。
「不動産取引の流れ」と「トラブル事例集」は売却と賃貸で異なりますが、不動産便利ツールやお役立ち情報は賃貸と共通しています。
項目 | 内容 |
不動産基礎知識
売る時に知っておきたいこと |
|
住まいのトラブル相談室 |
|
不動産便利ツール |
|
住まい探しのお役立ち情報 |
|
※2023年12月時点の情報です
不動産ジャパンのデメリット
不動産ジャパンには不動産の借主や買主に有益な情報が豊富なメリットを持つ一方で、以下のデメリットが生じる可能性があります。
- 地域によっては掲載されている物件が少ない
- 賃貸に出す・売却するに関してはコラムのみ
地域によっては掲載されている物件が少ない
不動産ジャパンのデメリットとして、地域によっては掲載されている物件が少ない点があげられます。
マンションなどの物件情報は都市部に集中することがその理由です。
東京都や神奈川県、愛知県や大阪府、兵庫県や福岡県などには多くの物件情報が掲載されています。
物件情報が少なめな地域の場合には「不動産会社検索」を用いて、地元の不動産会社を探してからアプローチしてみるのもひとつのやり方です。
賃貸に出す・売却するに関してはコラムのみ
不動産ジャパンで提供中の物件情報は、賃貸物件を借りる人(借主)と不動産を購入する人(買主)に向けたものです。
お手持ちの不動産を賃貸に出す人(貸主)や売却する人(売主)に関しては、コラムのみの掲載となっています。
お手持ちのマンションなどを売却予定の方の場合には、周辺情報の売却相場の調査や不動産取引の情報収集を目的とした不動産ジャパンの利用がおすすめです。
一括査定サービスの記事はこちら。
不動産ジャパンに関するよくある質問
ここからは、不動産ジャパンに関するよくある質問に回答していきます。
- 不動産ジャパンとは何ですか?
- 不動産ジャパンとレインズの違いは何ですか?
- 不動産ジャパンでおとり物件と言われている理由は何ですか?
不動産ジャパンとは何ですか?
不動産ジャパンは不動産を借りたい人や、不動産を買いたい人のための物件情報を主に紹介する不動産情報サイトです。
サイトの運営は「公益財団法人不動産流通推進センター」が担っています。
日本全国の90%以上が加盟する4つの不動産流通団体より提供された物件情報の豊富さが特徴です。
日本全国の不動産会社(13万社)の中から、利用者にフィットした不動産会社を見つけるための検索機能も備えています。
特に元付け業者を知りたい方におすすめです。
不動産ジャパンとレインズの違いは何ですか?
レインズ(REINS)は「Real Estate Information Network System」の頭文字が名前の由来となる、不動産流通標準システムです。
不動産業者が賃貸や売買の物件を仲介する際に、物件情報の登録が義務付けられています。
登録された情報は日本全国の不動産業者が閲覧可能です。
レインズで閲覧した物件情報はそれぞれの不動産業者の顧客相手に直接、「このような物件があるのですが、購入を検討していただけませんか?」などとアプローチするために使われることが多いかもしれません。
どちらかと言えば不動産のプロ向けのサイトではないかと思われます。
一方、不動産ジャパンは、以下の4つの不動産流通団体が参加する不動産情報サイトです。
不動産ジャパンは、不動産を借りたい人や買いたい人を見つける目的で物件情報を提供しています。
レインズに登録されている情報を、一般の方も閲覧できるのが不動産ジャパンという位置付けです。
不動産ジャパンでおとり物件と言われている理由は何ですか?
おとり物件とは「実在しない物件」の情報をサイトに掲載し、ユーザーからの問い合わせなどを誘導する手法です。
おとり物件には次の2種類が存在します。
- 売買や賃貸の成約後に情報を削除し忘れた物件
- 集客目的の架空物件
不動産ジャパンの場合は物件情報の更新の間隔が比較的空いているため、その間に成約してしまったケースが該当するのではないでしょうか。
情報更新のタイムラグ(時間差)が、おとり物件と誤解される要因かと思われます。
不動産ジャパンはおとり物件?と決めつける前に、必ず物件の情報元の不動産会社の公式サイトやお問い合わせにて確認してください。
不動産ジャパンのまとめ
ここまで、不動産ジャパンの口コミ・評判や特徴について紹介してきました。
不動産ジャパンは以下のような方におすすめです。
- 不動産の購入を検討している方
- 引越しを踏まえた賃貸物件を探している方
- 調べものが苦にならない方
- 広範囲の物件情報を収集したい方
- 所有中の不動産の周辺相場をチェックしたい方
- 取引を希望する不動産会社を探している方
- 不動産取引に関する知識を得たい方
不動産ジャパンは、一括査定サイトなどの情報収集と組み合わせた利用をおすすめします。