マンションの売却を検討したらまずは査定が必要です。
とはいえ、まだ売却の意志が決めきらない方の中には「査定依頼したら営業かけられそう」「とりあえず査定額だけ知りたいのだけど」と、査定を躊躇している方も少なくないと思います。
そんなときにおすすめなのが、マンション査定の無料シミュレーションサイトです。
そこで、この記事ではマンション査定の無料シミュレーションの目的別おすすめサイトや査定の基本から注意点まで分かりやすく解説します。
サービス名 | 提携会社数 | 同時依頼数 | 査定実績 | 対応エリア | 匿名査定 |
イエウール | 2,300社以上 | 6 | 月間利用者数28,000人突破 | 全国 | × |
すまいValue | 6社 | 6 | 査定依頼件数77万件突破 | 全国 | × |
マンションナビ | 2,500店舗 | 9 | 利用者500万人突破 | 全国 | × |
HOME4U | 2,100社 | 6 | 50万件突破 | 全国 | × |
LIFULL HOME’S | 4,579社 | 10 | – | 全国 | ○ |
おうちクラベル | 非公開 | 15 | – | 全国 | × |
SUUMO売却査定 | 2,000社 | 10 | – | 全国 | × |
資金調達でマンション売却をする場合は、即日に資金調達ができるファクタリングも検討してみてください。売掛債権を現金化ができます。
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マンション査定をする3つの方法
マンション査定とは、不動産会社にマンションの価値を算出してもらうことです。
査定方法には、大きく下記の3つがあります。
- AI査定サービスを使う
- 不動産一括査定サービスを使う
- 不動産会社に直接依頼する
AI査定サービスを使う
AI査定とは、AIを利用してマンションの価格を査定する方法です。
不動産会社が所有するデータや市場価格などをベースにして、AIで査定額を算出します。
インターネット上やアプリで提供されており、近年サービスが増えています。
AI査定は、不動産に関する簡単な項目だけで、瞬時に査定結果が分かるのが特徴です。
たとえば、マンション査定の場合は、下記のような情報を入力するのが一般的でしょう。
- マンション名
- 専有面積
- 間取り
- 階数と方角
これらの情報を入力するだけで査定結果がその場で分かります。
基本的には、不動産会社に不動産や個人の情報を送ることなくAIが査定してくれるので、不動産会社から連絡が来ることもありません。
インターネット上ですぐに実施でき、多くのサイトで匿名での査定が可能なので、とりあえず価格を知りたい人におすすめと言えるでしょう。
ただし、査定の精度は不動産会社が行う査定より低い点には注意が必要です。
一般的な不動産査定は不動産会社の担当者が行うのに対し、AI査定はAIが行います。
AI査定では、過去の取引情報など蓄積された情報をもとに算出するのに対し、不動産会社の査定では、取引事例だけでなく最新の不動産市況なども加味して算出します。
さらに入力するデータのみで算出されるため、マンションの内部など個別の事情は反映されません。
そのため、不動産会社の査定の方が売却価格に近い査定になる傾向があります。
また、AIに蓄積するデータは運営会社により異なるため、サービスごとに結果は異なる点にも注意が必要です。
不動産一括査定サービスを使う
複数の不動産会社の査定結果をまとめて入手できるインターネット上のサービスが、不動産一括査定サービスです。
築年数や面積などの情報を一度入力すれば、そのサイトで提携している不動産会社に査定依頼できます。
不動産査定では複数の不動産会社を比較することが良いとされています。
しかし、不動産会社を1社ずつ探して査定依頼するのは、時間も手間もかかるものです。
そんな時に役立つのが、一括査定サイトです。
簡単な入力だけで、複数の不動産会社の査定結果を得られるので、不動産会社の比較を効率よく行えます。
査定したからといってその会社と契約する必要もないため、査定額や対応などをもとに不動産会社を選ぶことが可能です。
ただし、不動産一括査定サービスの査定はAI同様に入力データのみを基にしているので精度は高くありません。
サイトごとに提携する不動産会社も異なるので、気になっている不動産会社がある場合はその会社が含まれているかはチェックするようにしましょう。
複数のサイトを組み合わせて利用するのもおすすめです。
また、多くの一括査定サービスでは電話番号やメールアドレスの入力が必要となり、査定後に不動産会社から連絡が来る点にも注意が必要です。
多くの会社に査定依頼すると、その分多くの不動産会社から連絡が来るのでそれを煩わしく感じる人もいるでしょう。
不動産会社に直接依頼する
査定は不動産会社に直接依頼して受けることも可能です。
電話や来店だけでなく、インターネットでの査定依頼を受け付けている不動産会社も増えています。
不動産会社で査定を受ける場合、査定には下記の2種類があります。
- 簡易査定(机上査定)
- 訪問査定
簡易査定とは、一括査定同様データのみで査定する方法です。
不動産会社のホームページで査定を受けられるオンライン査定を実施している不動産会社も多くあります。
一方、不動産会社の担当者が直接マンション内をチェックして査定する方法が、訪問査定です。
内部の状況や日当たりなどの個別の事情も反映されるので、より精度の高い査定結果が分かります。
担当者と対面できるので、より詳しい相談や不動産会社・担当者の見極めもできるというメリットもあるでしょう。
しかし、担当者との日程調整やより慎重な算出が必要になるので、査定結果を得るのに1週間から1ヵ月ほど時間がかかる点には注意が必要です。
訪問査定を受ける場合は、本格的に売却を決めたタイミングがおすすめです。
とりあえず価格を知りたいといった場合には、簡易査定や一括査定が適しているでしょう。
また、訪問査定を複数の不動産会社に依頼するのは時間がかかってしまいます。
一括査定などで不動産会社を2~3社に絞って、訪問査定を受けるという流れがおすすめです。
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マンション査定の注意点
マンション査定の注意点として、下記の8つを解説します。
- 査定だけしたいときは匿名査定を利用する
- 査定シミュレーションと実際の査定額は異なる
- 事前に相場を知っておく
- 査定価格で売却できるとは限らない
- 複数社に査定依頼をする
- 査定シミュレーションは対応不可の地域もある
- 本気で売却を考えている場合は訪問査定を受ける
- 訪問査定の際は予め部屋の掃除・整理整頓をしておく
査定だけしたいときは匿名査定を利用する
とりあえず価格が知りたいなど査定だけが目的であれば、匿名査定が適しています。
匿名査定とは、電話番号などの個人情報を提供せずに査定を受けられるサービスです。
AI査定や不動産会社のサイトなど一部のサービスで匿名査定を受けられます。
査定を受ける際の懸念として「営業をうけるのでは」と考えている方は多いでしょう。
実際、個人情報を提供するタイプの査定では、程度の差はありますが不動産会社からの連絡が来る可能性は高いものです。
売却を決めている状態であれば、不動産会社からの連絡は相談のチャンスにもなりますが、何となく価格を知りたい段階では連絡を煩わしく感じる方も少なくないでしょう。
ちなみに、不動産会社に直接依頼するケースであっても査定だけしてもらうことも可能です。
しかし、売る意志のない査定依頼は不動産会社にとってあまりメリットはありません。
「査定だけ」を前面に出すと訪問査定などは断られる可能性もあるでしょう。
匿名査定であれば、個人情報を提供しないため不動産会社からの連絡が来ることなく査定額を知ることが可能です。
ただし、サイトによって匿名査定への対応は異なるので、匿名査定かどうかはしっかりと確認したうえで利用するようにしましょう。
査定シミュレーションと実際の査定額は異なる
査定シミュレーションはあくまで、情報だけを基に査定する方法です。
マンション内部などの状況は反映されないため、訪問査定の査定額と異なるケースは少なくありません。
また、利用するサイトによって査定の精度も異なります。
査定シミュレーションの査定額は参考程度に考えておくとよいでしょう。
事前に相場を知っておく
査定を受ける前に、自分でもマンションの相場を知っておくことで査定額との比較が可能です。
相場を知らないまま査定を受けると、査定額を鵜呑みにしかねません。
たまたま低い査定額を付ける不動産会社にしか依頼していない場合、その価格で売却に進むと後々もっと高く売れたのにと後悔する恐れがあります。
反対に、相場より高いからと言っていいわけではありません。
不動産会社によっては、契約欲しさに高値をつける場合があります。
高値で売り出しても相場よりも高ければ買い手が付かずに、値下げせざるをえなくなるのです。
自分でも相場を理解しておくことで、不動産会社の査定額の妥当性を判断でき後悔のない売却が目指せるでしょう。
相場を把握するには、次のような方法があります。
- 過去の取引事例を調べる
- 不動産会社やポータルサイトで売り出し中の類似物件情報を調べる
- 公示地価で土地の価格を調べる
近隣の類似物件の取引価格を調べると、ある程度の相場が見えています。
国土交通省の土地総合情報システムや不動産流通機構のレインズマーケットインフォメーションであれば、過去の不動産取引の情報を検索できます。
また、不動産会社のサイトやチラシで現在売り出し中の不動産の価格をチェックするのもおすすめです。
地価は、そのエリアの需要を示しており地価が高いエリアはマンション価格も高くなります。
地価は、国土交通省が毎年発表する公示地価で調べられます。
土地総合情報システムでエリアを絞り込んで検索できるので、一度確認してみるとよいでしょう。
ただし、不動産はまったく同じものは存在せず、それぞれ状態などが異なります。
さらに、売却価格は純粋な不動産の価値ではなく、売主・買主の事情も反映されています。
類似物件の売却価格が自分の不動産に当てはまるわけではない点は頭に入れて、参考として相場をチェックすることが大切です。
査定価格で売却できるとは限らない
査定価格=売却価格ではない点に注意しましょう。
不動産取引での価格には、大きく下記のような種類があります。
- 査定額
- 売り出し価格
- 売却額
査定額は、不動産会社が付ける売れるであろう価格のことです。
査定基準は不動産会社により異なりますが、おおむね3か月以内に売れる価格とされています。
査定後、実際に売却に移る場合に決めるのが売り出し価格です。
売り出し価格とはマンションを売り出す際の価格を指します。
不動産サイトやチラシに記載されている価格が売り出し価格です。
査定額をそのままつけるケースもありますが、査定額や相場・売主の事情を基に売主が自由に決めることが可能です。
しかし、売り出し価格も実際に売れる価格とは異なります。
最終的な売却額は売主と買主の合意で決まります。
売却活動が上手くいかなければ値下げするケースもあるでしょう。
買主から価格交渉を受けることも少なくありません。
そのような過程を経て最終的に決まった価格が売却価格となるのです。
マンションを売却するまで、価格はこのように変化していきます。
査定額が高いからと言って必ずその価格で売れるわけではないのです。
査定額と売却額が異なることは珍しくない点は意識して、査定額を鵜呑みにして売却金の使い道計画を立てないように注意しましょう。
複数社に査定依頼をする
査定を受ける際には、できるだけ多くの不動産会社に依頼することをおすすめします。
最初から1社に絞っていると、その不動産会社の査定額だけでスタートするため高値で売るチャンスを逃しかねません。
多くの不動産会社を比較することで、査定額を比較できより高値での売却が期待できるのです。
また、複数社査定を受けると、サービスや対応・担当者の人柄など不動産会社の比較にもなります。
不動産会社を比較する段階であれば、一括査定サービスがおすすめです。
もちろん、不動産会社1社ずつ依頼することも可能ですが、不動産会社のリストアップや依頼など手間も時間もかかります。
その点、一括査定サービスであれば一度の入力で複数社にまとめて査定依頼できます。
依頼時の入力条件はすべての不動産会社で同じになるので、「返信までの時間」などの違いが分かりやすいというメリットもあります。
査定シミュレーションは対応不可の地域もある
査定シミュレーションでは、対応エリアが限られている場合があります。
提携する不動産会社の所在地や運営会社が利用しているシステム・データによって対応エリアは異なります。
首都圏や都心エリアは査定してくれる不動産会社は多いですが、地方では不動産会社が少ないどころか査定してくれる会社がないというケースも珍しくありません。
また、対応物件も事前にチェックが必要です。
一般的な戸建てやマンション・土地は多くのサイトが対応していますが、事業用物件・投資用物件・農地など特殊物件は対応していないサイトも多くあります。
地方のマンションや投資用マンションの査定を検討している場合は、対応しているかを必ずチェックしましょう。
本気で売却を考えている場合は訪問査定を受ける
査定シミュレーションや簡易査定は、データのみで査定するため精度は高くありません。
本格的に売却に進むなら、訪問査定を受ける必要があります。
訪問査定であれば、マンション内部の劣化状況や周辺環境まで考慮されるのでより精度の高い査定結果が分かります。
また、メールだけでやり取りしていると不動産会社の対応の質や担当者の人柄などは分かりません。
実際に売却に進むと、長期間不動産会社の担当者と付き合うことになります。
査定時に対面でやり取りすることで、対象の良し悪しや信頼できるかどうかの見極めもできるでしょう。
訪問査定の際は予め部屋の掃除・整理整頓をしておく
訪問査定の前はマナーとしてある程度部屋の掃除・整理整頓をしておきましょう。
査定時に部屋が散らかっていることが査定にマイナスになることは基本的にありません。
普通に生活してできる範囲の汚れや散らかり程度であれば問題にならないでしょう。
徹底的な清掃や整理整頓が必要なのは内覧前です。
とはいえ、散らかっていたり汚れていたりすると不動産担当者の印象に影響は出ます。
綺麗にしておくことで好印象を与えられれば、その後の売却活動もスムーズに進む可能性があります。
また、査定時の部屋の見やすさにも関わってくるので、マナーの範囲で綺麗にしておくほうが良いでしょう。
査定前にリフォームを検討している方もいらっしゃいますが、基本的にリフォームなどは不動産会社に相談して実施することをおすすめします。
買い手によっては価格を抑えて購入して自分でリフォームしたいという方も多く、リフォームしてしまうと買い手のニーズと合わなくなる恐れがあります。
壁紙などの内装リフォームは、色や柄など選択の範囲が広く、買い手の好みにマッチしていなければマイナス要因になりかねません。
このようにリフォームしたからと言って必ず高値で売却できるわけでなく、かえってリフォームにかけた金額が無駄になる可能性もあるのです。
まずはそのままの状態で査定を受けて、相談しながらリフォームを検討するとよいでしょう。
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マンション査定サービスの比較ポイントを解説
マンション査定サービスは数多く提供されており、どこを選べばいいのか悩む方も多いものです。
ここでは、マンション査定サービスの比較ポイントとして下記の4つを解説します。
- 簡易査定に対応しているか
- 対応している地域
- 提携会社の数や質
- 過去の査定実績
簡易査定に対応しているか
サービスによって査定方法は異なります。
査定の第一歩としては簡易査定が適しているので、簡易査定に対応しているかをチェックしましょう。
特に不動産会社のホームページで査定依頼する場合は、訪問査定になる場合や電話で情報を詳しく確認されるケースがあるので注意が必要です。
一括査定であれば、簡易査定・訪問査定を選べるケースもあります。
選べるサイトの場合も、まずは簡易査定から実施するようにしましょう。
対応している地域
自分のマンションのエリアが査定対応エリアかどうかは確認が必要です。
全国対応のものが多いですが、地域限定のサービスもあります。
また、全国対応と謳っていても地域によっては査定結果を得られる不動産会社が少ないケースもあるので注意しましょう。
反対に地域特化型のサイトは、査定できる人が限定されますが、提携する不動産会社がその地域の情報に詳しいため査定の精度が高い可能性があります。
あなたのマンションのエリアに該当する地域特化型サイトがあるなら、他のサイトと組み合わせて利用するのもおすすめです。
提携会社の数や質
サイトが提携する不動産会社が多ければそれだけ多くの不動産会社の査定結果が分かります。
提携会社の数が少ないと査定結果を満足いく数受け取れない場合があります。
特に、地方のマンションの場合は査定してくれる会社が0という可能性もあるので注意が必要です。
提携する不動産会社はさまざまな会社がありますが、大きく下記の3種類に分かれます。
- 全国対応の大手
- 地元密着型の中小
- 特化型
大手不動産会社であれば良いと考えている人も多いでしょうが、大手にも融通が利きにくいなどデメリットはあります。
反対に、地元密着型の中小には地元の情報に強いなどのメリットがあり、エリアによっては中小の方が販売力は高い可能性もあります。
特化型は、マンションのみというように特定の不動産に強みがある不動産会社です。
自分のマンションと特化タイプが一致すれば、よりスムーズな売却が目指せるでしょう。
そのため、大手不動産会社だけでなく中小不動産会社などもバランスよく提携しているサイトであれば、満足いく査定結果を得やすくなるでしょう。
ただし、数が多ければいいというわけではありません。
しつこい営業をかけるなど質の悪い会社が紛れ込んでいるサービスは信用しにくいものです。
多くのサイトでは提携する不動産会社を選ぶ基準を設けて、提携不動産会社の質を維持する体制を整えています。
どのような基準で提携会社を選んでいるかは、事前にチェックするとよいでしょう。
とはいえ、悪質な不動産会社が紛れ込んでいる可能性をゼロにはできないので、自分でも注意して不動産会社を選ぶようにしましょう。
不動産会社を選ぶ際には、下記のような不動産会社は避けることをおすすめします。
- 口コミや評判が悪い
- 過去に処分履歴がある
- 査定額が相場からかけ離れて高い
過去の査定実績
信頼できるサイトかどうかは過去の実績でチェックできます。
査定実績の多いサイトはそれだけ多くの人に利用されているサイトであると言えます。
査定ノウハウも蓄積されていることから、よりあなたの不動産にマッチした不動産会社を選べる可能性も高くなります。
サイトによっては過去の査定実績や成約件数・運用歴などが記載されているので確認するようにしましょう。
また、利用者の口コミを掲載しているサイトもあるので口コミをチェックするのもおすすめです。
ただし、口コミは内容を鵜呑みにせずあくまで参考程度に考えておくとよいでしょう。
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目的別に選ぶおすすめマンション査定サービス
査定を受ける目的は人それぞれ異なります。
査定サービスを選ぶ際には、目的に応じたサービスを選ぶことも大切です。
とはいえ、査定サービスは数が多くどこを選べばいいのか分からないという方も多いでしょう。
ここでは、下記4つの査定目的別におすすめの査定サービスを紹介します。
- 本気で売りたい人
- 匿名査定にこだわりたい人
- AI査定ができる
- 収益物件を売りたい人
本気で売りたい人におすすめのマンション査定サービス
まずは、本気でマンションの売却を検討している人のおすすめのサービスをみていきましょう。
本気でマンション売却を目指している場合、実績や信頼性が高いサービスであり、できるだけ多くの不動産会社の査定を受けられるかが大切です。
また、そのまま売却に進むことも視野に入れて、サービスやサポートがしっかりしているかもチェックするとよいでしょう。
売却を検討している人におすすめの査定サービスは、下記の3つです。
サービス名 | 提携会社数 | 当時依頼数 | 査定実績 | 対応エリア | 匿名査定 |
HOME4U | 2,100社 | 6 | 50万件突破 | 全国 | × |
すまいValue | 6社 | 6 | 査定依頼件数77万件突破 | 全国 | × |
SUUMO売却査定 | 2,000社 | 10 | – | 全国 | × |
HOME4U
HOME4Uは、NTTデータグループが運営する大手一括査定サイトです。
2001年にスタートし、国内初の不動産一括査定サイトという長年の実績があります。
NTTデータグループ運用という抜群の信頼感と実績で、多くの方に利用されているサイトです。
HOME4Uのポイント
- 安全性が高い
- 査定依頼出しやすい
- サポートが充実
不動産一括査定では、不動産情報や個人情報を提供するため、セキュリティがしっかりしているかが重要です。
その点、HOME4Uでは、NTTデータグループのノウハウを活かした最高水準のセキュリティシステムやプライバシーマークの取得など安全に利用できる体制が整っています。
また、提携不動産数が2,100社と多く大手から地域密着型の中小までバランスよく提携しています。
他の査定サイトでは査定できる不動産会社が少ないエリアの方でも、多くの不動産会社から査定結果を得られる可能性があるでしょう。
電話サポートにも対応しているので、使い方の不明点など相談しやすいのも嬉しいポイントです。
すまいValue
最大手の不動産会社6社が運営するすまいValue。
運営している不動産会社は、以下の6社です。
- 三井不動産リアルティ
- 東急リバブル
- 三菱地所ハウスネット
- 住友不動産販売
- 小田急不動産
- 野村不動産アーバンネット
すまいValueは、不動産仲介実績トップの不動産会社から査定を受けられる唯一のサイトです。
すまいValueのポイント
- 最大手の不動産会社の査定を受けられる
- 提携する不動産会社の店舗数が多い
- 好条件での売却が期待できる
運営する6社は、不動産仲介販売実績・売上高トップクラスの会社です。
特に、三井不動産リアルティ・東急リバブル・住友不動産は他の一括査定サイトに提携していないため、この3社の査定を受けられるのはすまいValueだけとなります。
6社のみにしか対応していませんが、それぞれ全国規模の大手なので店舗数が多いという特徴もあります。
実際に販売に進む際に、店舗が近くにある可能性が高いだけでなく、店舗間のネットワークの広さは売却のしやすさにもつながってきます。
また、大手ならではのサービスの充実性もメリットとして挙げられます。
それぞれの不動産会社で、売却サービスや売却後のサポートも充実しているので安心して売却できるという魅力があるでしょう。
販売力の高い大手にはそれなりの販売ノウハウがあるものです。
大規模な広告や店舗ネットワークを活かした販売戦略などで、スムーズかつ高値での売却も期待できます。
ただし、6社のみにしか対応していないので不動産会社を多く比較できないのがデメリットです。
都心部には強いですが、地方物件では査定してもらえない可能性もあるので注意しましょう。
反対に、都市部や立地条件の良いエリアにマンションがある場合、一度査定してもらう価値のあるサイトと言えます。
SUUMO売却査定
SUUMO売却査定は、株式会社リクルートが運営している査定サイトです。
賃貸物件のポータルサイトとしてCMなどで目にした方も多いでしょう。
高い知名度を誇るサイトであることから、安心感が高いだけでなく提携する不動産会社数も多いという特徴があります。
SUUMO売却査定のポイント
- 知名度が高い
- 同時査定依頼できる不動産会社数が多い
- SUUMOに物件が掲載される
SUUMO売却査定は、運営会社であるリクルートやSUUMOというサイト自体の知名度が抜群に高いという特徴があります。
リクルートは美容や旅行などさまざまな業種のサイトを運営しており、サイトデザインのノウハウが豊富なことからサイトの使いやすさに定評があります。
知名度の高さや使いやすさから、はじめての人でも安心して利用できるサイトと言えるでしょう。
知名度の高いサイトを利用したい不動産会社も多く集まってくるため提携する不動産会社数が多くなります。
提携する不動産会社数は2,000社以上と数多く、大手から中小までさまざまな不動産会社の査定を受けることが可能です。
提携数は多いですが、独自の審査基準で厳選されているので安心して利用できるのも嬉しいポイントと言えるでしょう。
SUUMO売却査定は、査定依頼する不動産会社を選ぶ方式です。
査定する不動産会社を絞り込むための検索機能が充実しているので不動産会社を選びやすいという特徴もあります。
提携する不動産会社と契約した場合、SUUMOのサイトに物件を掲載してもらえます。
利用者の多いサイトに掲載してもらえるので、買い手の目に留まりやすくスムーズな売却が期待できるのもメリットと言えるでしょう。
匿名査定に拘りたい人におすすめのマンション査定サービス
まずは価格を知りたい、営業を受けたくないという人は匿名査定がおすすめです。
匿名査定にこだわりたい人のおすすめの査定サービスとして、LIFULL HOME’Sを紹介します。
サービス名 | 提携会社数 | 当時依頼数 | 査定実績 | 対応エリア | 匿名査定 |
LIFULL HOME’S | 4,579社 | 10 | – | 全国 | ○ |
LIFULL HOME’S
LIFULL HOME’Sは東証プライム上場企業である株式会社LIFULLが運営する一括査定サイトです。
知名度が高いだけでなく、創業20年以上の実績・ノウハウがあり安心して利用できるサイトと言えます。
LIFULL HOME’Sのポイント
- 提携する不動産会社数が多い
- 査定依頼する不動産会社の情報が詳細
- 匿名査定の精度が高い
提携不動産会社が4,500社以上と他のサイトに比べて多く、大手から中小まで幅広い不動産会社が提携しているという特徴があります。
提携する不動産会社は独自の基準で厳正な審査に合格した会社のみという点も安心して利用できるポイントです。
一括査定では、入力情報をもとに査定可能な不動産会社が表示されるので、その中から自分で選んで査定を受けられます。
自分で不動産会社を選ばないといけないため、不動産会社選びを慎重にする必要があります。
その点、LIFULL HOME’Sは不動産会社選びのために提供する情報量も多いという特徴があります。
不動産会社の紹介欄には、会社ごとの強みやプラン・資格情報・設備と言った一般的な情報だけでなく、社員の顔写真や店舗の写真なども掲載されているので雰囲気を見て選ぶことが可能です。
開催中のイベントなども掲載されているので、イベントに合わせて査定依頼や来店するのもおすすめです。
LIFULL HOME’Sの大きな特徴の一つが不動産会社による匿名査定を実施している点です。
一般的な匿名査定は、AIがデータに基づいて計算します。
LIFULL HOME’Sの場合、個人情報を伏せたうえで不動産会社に査定依頼できるので、AI査定よりも精度の高い査定が期待できます。
気になった不動産会社がある場合はそのまま詳しく相談ができるので、効率よく査定を進めることが可能です。
また、不動産売却に関するコラムや査定相場などの情報提供も豊富なので、はじめて不動産査定を受ける人にもおすすめです。
AI査定ができるおすすめのマンション査定サービス
AI査定は瞬時に価格が分かるというメリットがあります。
入力すればすぐに査定額が分かるので、とりあえず価格を把握したいといった時に便利です。
ただし、AIに蓄積するデータによって査定の精度は大きく異なるので注意しましょう。
AI査定でおすすめの査定サービスは、下記の2つです。
サービス名 | 提携会社数 | 当時依頼数 | 査定実績 | 対応エリア | 匿名査定 |
おうちクラベル | 非公開 | 15 | – | 全国 | × |
マンションナビ | 2,500店舗 | 9 | 利用者500万人突破 | 全国 | × |
おうちクラベル
SRE不動産を運営するSREホールディングスが運営する一括査定サービスが、おうちクラベルです。
以前は、SREホールディングスとヤフーが共同で運営していた「おうちダイレクト」でしたが、ヤフーの業務提携終了に伴いおうちクラベルにリニューアルして運営しています。
一括査定と同時に不動産業として長年の実績のあるSRE不動産とソニーのAI技術を活用したAI査定を受けられるため人気があります。
おうちクラベルのポイント
- 実績と信頼度の高さ
- 一括査定とAI査定を比較できる
- AI査定の精度が高い
おうちクラベルを運営するSREホールディングスは東証プライム上場企業でありソニーグループの傘下です。
SRE不動産運営での長年の実績・ノウハウもあることから、運営会社の実績・信頼度は高く安心して利用できるサイトと言えるでしょう。
おうちクラベルでは、一括査定後に同時にAI査定を受けることが可能です。
不動産会社からの査定結果を入手する前に、AI査定の結果を確認できるので不動産会社の査定と比較できます。
AI査定自体は、ソニーの技術とSRE不動産のマーケットデータを活用した精度の高い査定です。
一括査定の結果とAI査定の結果を手間なく受け取れるので、不動産会社選びがしやすくなるでしょう。
マンションナビ
マンションナビは、その名の通りマンションに特化した査定サービスを提供しています。
AI査定では、マンション名とエリアを入力するだけでその場で査定額が分かる手軽さでも人気があります。
マンションナビのポイント
- AI査定とプロ査定が選べる
- 全国のマンションに対応
- 売却査定だけでなく賃貸査定もできる
マンションナビでは、匿名で査定できるAI査定と不動産会社によるプロ査定を選んで査定を受けられます。
AI査定では、マンション名かエリアで検索するだけで、瞬時に価格相場を教えてくれます。
より詳しい査定額が知りたいなら不動産会社への一括査定がおすすめです。
マンションナビは、マンションに特化しているためマンションに強い不動産会社が揃っています。
マンションと言ってもファミリータイプやコンパクトタイプ・地方物件などさまざまなマンションがあり、不動産会社によっても強みは異なります。
マンションナビでは、自分のマンションタイプと不動産会社の強みに合わせたマッチングを受けられるので、より精度の高い査定結果をえられます。
また、マンション専門サイトでは首都圏や都心部に特化しているサイトが多い中、マンションナビは全国のマンションを査定可能です。
さらに、売却査定だけでなく賃貸査定もできるという魅力もあります。
賃貸査定とは、貸し出した場合の賃料の相場の査定です。
マンションナビでは、売却査定6社・賃貸査定3社の査定を受けられます。
売却か賃貸かで悩んでいる人も、まずは両方の査定結果を比較して判断するとよいでしょう。
収益物件を売りたい人におすすめのマンション査定サービス
収益物件とは、家賃収入を目的とした物件のことです。
マイホームとして所有するマンションではなく、不動産投資目的のマンションを売却する場合、基本的に買い手も投資家となるので収益物件に強いサービスを利用することが大切です。
また、サービスによっては収益物件に対応していない場合もあるので、事前に対応不動産の種類をチェックするようにしましょう。
収益物件の売却でおすすめの査定サービスはイエウールです。
サービス名 | 提携会社数 | 同時依頼数 | 査定実績 | 対応エリア | 匿名査定 |
イエウール | 2,300社以上 | 6 | 月間利用者数28,000人突破 | 全国 | × |
イエウール
イエウールは、株式会社Speeeが運営する不動産一括査定サイトです。
株式会社Speeeは、東証スタンダード上場のIT企業でイエウール以外にもおうちステップや介護関連サイトなど多数のサービスを展開しています。
イエウールのポイント
- 日本で一番選ばれている一括査定サイト
- 地方エリアのカバー範囲が高い
- 査定対象物件の種類が豊富
東京商工リサーチによると、イエウールは2023年4月時点で「提携不動産会社数」「利用者数」「査定対応エリア」で国内1位という結果がでています。
月間利用者数も2.8万人と多くの人に選ばれているサイトという実績は、安心して利用できるポイントと言えるでしょう。
提携する不動産会社は、2,300社以上あり大手から地元密着型など、独自の基準で厳選した不動産会社がそろっています。
不動産会社の数が多くても都心に偏っていれば、地方の人が査定を受けられないケースも少なくありません。
その点、イエウールでは47都道府県をカバーしているので、地方の不動産を所有している人でも多くの不動産会社の査定を受けられる可能性が高いでしょう。
査定対象物件も他のサイトに比較し種類が豊富という特徴があります。
イエウールで査定できる不動産は下記の通りです。
- 戸建
- 分譲マンション・アパート
- 土地
- 1棟物件
- 区分所有ビル
イエウールならほとんどの不動産が対象となるので他のサイトで査定が難しい不動産を所有している人にもおすすめです。
また、イエウールでは土地活用や不動産投資向けサービスも展開しています。
所有する不動産の収益化を検討している人は、チェックしてみるとよいでしょう。
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マンション査定のよくある質問
ここでは、マンション査定のよくある質問として次の3つを解説します。
- 査定価格とはなんですか?
- 家の査定はどこまでみる?
- 不動産の査定額の出し方は?
査定価格とはなんですか?
査定価格とは、不動産会社が不動産を評価して「この価格なら売れる」と算出した価格です。
査定基準は不動産会社によって異なりますが、おおむね3ヵ月以内に売れる価格となります。
不動産会社によって算出方法が異なるため、査定依頼する会社ごとに査定額は異なります。
また、同じ会社であっても簡易査定と訪問査定では査定額が大きく異なる可能性もあります。
査定価格の精度を上げるためには、査定依頼する際に提出するマンションの情報を正確・詳細に入力することをおすすめします。
必須でない項目だけでなく細かい条件なども備考欄に入力しておくと、査定の精度があがるだけでなく不動産会社からの確認電話の頻度を減らすことにもつながるでしょう。
ただし、どんなに精度の高い査定価格であっても、査定価格は実際にその額で売れるわけではない点にも注意が必要です。
家の査定はどこまで見る?
マンションの訪問査定で見られる主な箇所は、下記の通りです。
- 築年数
- 広さ・間取り・階数・方角
- 外装・内装・設備
- リフォームや修繕歴
- 立地状況
- 周辺環境
- 共有部分などの管理状況
専有部分の状態だけでなくマンション全体・周辺環境まで含めてチェックされます。
室内の汚れや散らかりが査定額にマイナスになることは基本的にありませんが、担当者の印象アップのため、マナーの範囲で清掃・整理整頓はしておきましょう。
不動産の査定額の出し方は?
査定額の算出方法は、主に下記の3種類があります。
- 原価法
- 収益還元法
- 取引事例比較法
原価法とは、同じ建物を再建築した場合にどれくらいかかるのかを求め、そこから経年劣化などの減価分を修正する方法です。
主に戸建ての建物部分の査定などで利用されます。
収益還元法とは、将来その不動産がどれくらいの利益を生み出すのかを考慮した査定方法です。
賃貸物件や投資用物件の査定で利用されることが多いでしょう。
取引事例比較法とは、実際の類似物件の取引事例を基に比較して算出する方法です。
土地やマンションの査定や査定サイトの査定などは、この取引事例法で算出されるのが一般的です。
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マンション査定には、AI査定・一括査定・不動産会社の査定があり、ひとまず価格を知りたいだけならAI査定や一括査定がおすすめです。
査定サービスごとに対応エリアや提携不動産会社数などは異なるため、売却希望に合わせて査定サービスを選ぶことが大切です。
この記事を読んだあなたが、自分に合った査定サービスを見つけて、満足のいく売却ができることを願っています。
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