第4回までで不動産会社への依頼や住宅ローンの心配について押さえました。
ここからは売却活動が始まってから、どういうことが起こるのか、何をしておけばいいのかを解説していきます。
第5回の今回は売却スタートから内覧の準備まで、次回第6回は契約前後のことを書きます。
何度も書いていますが、基本は不動産会社におまかせで進めるので、なるべく細かい話は省略していきます。
広告活動や値下げのタイミングなどは信頼できる不動産会社におまかせがいちばん
売却が始まったら、どういう広告を打つか、どれくらいで反応がなければ値下げをしていくか、などの戦略を練ります。
このあたりは素人がいろいろと口出しするよりも、不動産会社に任せましょう。
第3回で解説したようにきちんとマンション売却の能力が高い不動産会社を選んでいれば大丈夫です。
自分自身は内覧にそなえて掃除と片づけをしておこう
売却活動が順調に進むと、購入を検討している人が室内を見に来ます(内覧)。
そのときに室内が汚かったり、散らかっていたりすると、マイナスな印象を与えてしまいます。
住んでいると汚れていくのは仕方ありませんが、内覧前にはポイントを押さえて掃除や片づけをしておきましょう。
内覧までに掃除しておきたい5カ所
以下の5カ所は内覧でまず間違いなく見られるので、重点的に掃除・片づけしましょう。
- 玄関
- リビング
- キッチン
- 水回り(トイレ・お風呂・洗面所)
- ベランダ(バルコニー)
水回りは早めにピカピカにしておくと、内覧前にはサッと掃除するだけで済みます。
面倒くさいとは思いますが、内覧するのはあと一歩で買ってくれる人なので、がんばって掃除しましょう。
内覧までに準備しておくといい資料
マンション購入時の書類があれば、なるべく用意しておきましょう。
販売価格まで見せる必要はありませんが、設備の説明などがかんたんに見られると内覧に来た人は助かります。
また近所にどういう施設(学校、お店、交通機関など)があるかも分かりやすいまとめておくといいですね。
引っ越しの準備も忘れずに。契約してからだとバタバタし
この期間に並行して、引っ越しの準備も進めていきましょう。
引っ越し先の決定や引っ越し業者の手配、荷造りなど、やることが意外に多いので要注意です。早めに動いておくと安心ですね。
こうして内覧した人の中から「ぜひ買いたい!」という人が出てきます。
次の第6回ではそこから先の購入申し込み、売買契約、物件引き渡しまでを見ていきます。
何度も言いますが、このあたりは不動産会社がサポートしてくれるので、それに乗っかって楽していきましょう。
第6回:契約から引き渡しも不動産会社のサポートを受けて進めれば安心
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- 第1回:シリーズ記事の前提をまずはサラッとお話します
- 第2回:マンション売却全体の流れをザッと説明します
- 第3回:いちばん大事な不動産会社の探し方(信頼できる+能力が高いが必須)
- 第4回:残っている住宅ローンの返済方法を知っておいてください
- (現在のページ)第5回:宣伝は不動産会社に任せて、掃除と片づけをテキパキやっちゃいましょう
- 第6回:契約から引き渡しも不動産会社のサポートを受けて進めれば安心
- 第7回:売却のあとは確定申告を忘れずに+講座全7回のまとめ